ミルクと母乳の混合でいいはずが、何が何でも完母!!になってしまった記録

娘が産まれるまでは、母乳とミルク、どちらでもいいやと思っていた。

だって、身の回りの人に対して、

「この人はおっぱいで育ったから健康」

とか

「この人はずっとミルクだから、愛情に飢えてるのかも」

とか

全く気にすることはなかったし、

「母乳こそオーガニックで素晴らしい」

という思考もなかった。

 

一般的な世の中の新米お母さん達だって、みんな似たり寄ったりの感じじゃないかな。

スタート地点では、基本的にフラットに考えられているはずだと思う。

 

でも、生後一か月を過ぎるころには、

ミルクを足すことに引け目を感じるようになってしまった。

 

意地でもおっぱいだけでやってみる!と思って、

何時間でも赤ちゃんにおっぱいを吸わせ続けたりしたときは、

「もう出てないよぅ(怒)」と大泣きさせてしまったりした。。

 

そして、ミルクでもおっぱいでもどっちでもいいはずだったのに、

母乳外来の桶谷式に行ってみたり(初診料5,600円)、

ネットで「完母 いつから」とか、「混合 完母にしたい」とかばっかり検索していた。

 

 

一体、なぜここまで、完母地獄にはまっていってしまったのか・・?

○一日中おっぱいをあげる日々になるため、気づけば頭の中がおっぱい一色になってしまう

 

・産後すぐの病院で計測をしていたけど、思ったより全然出ていなくてショック!

病院では、授乳前後で赤ちゃんの体重を測って、何CC飲めたかを毎回記録。

そのとき、周りのお母さんでは100㏄とか余裕でたたき出す人がいる中、

私は、「0cc」とか「2㏄」とか、ひどいときはマイナスとか(!)

びっくりするくらいおっぱいが出てなくて、ショックがでかかった。。

 

・だけど、努力すれば出る量は増える!という手ごたえが、もう少しがんばろう!という気にさせられた。

 

・そして、頻回授乳の名のもと、気づけば一日中おっぱい出しっぱなしの日々に、、。 

 

○おっぱい出しっぱなし生活が続くと、やっぱり完母が最強じゃないか?と思い始める

混合の場合、両方のおっぱいを20,30分ほど吸わせた後、

ミルクを調乳して赤ちゃんに飲ませ(足す量にも毎回悩まされた、、、)

げっぷをさせて寝かしつけて、

哺乳瓶を洗って消毒。

を3時間に1回、来る日も来る日も続けることになる、、。

 

「こんなにおっぱい出ないなら、もう完全ミルクでいったほうがいいんじゃないの?」

「でもちょっとずつおっぱいの量も増えていってるし、まだまだ頑張れるんじゃないの?」

「いや、でも眠い、つらい、休みたい」

「このつらさは、完母になれば消えるはずなのに、、、」

「やっぱり災害時はおっぱい出てたほうが子どもの命を守れるし・・・!」

というようなかんじで、おっぱい一つで完結させたいと日々悩むようになっていった。

 

○周囲に対して感じるプレッシャーが、完母へのこだわりにかわっていった

・長い時間をかけておっぱいを飲んだ直後に子どもが泣くと、

 子供を泣かせた状態でミルクを調乳しなければならず、

 「おっぱいだけじゃ足りないんだねぇ」と思われているように感じて、

 おっぱいで完結させられたらいいのに、、、、と切望するようになった。

 

・赤ちゃんを見に遊びに来てくれた人から「おっぱいよく飲むの?」と聞かれることが多く、答えに窮した。

「おっぱいの出が悪くてミルクも足しています」と素直に言うと、

なんなく気まずい空気に、、、、。

 

あぁ、完母だったらこんなに苦しい思いしなくて済むのに、、、、。

やっぱり、何が何でも完母にしたい、、、、!

 

そして見事に産後1か月で、アイデンティティが「幸せいっぱいなママ」から、「おっぱい製造マシーン」になりました。